こんにちは、ショウヘイです。
2019年8月16日25時25分~放送、フジテレビ「世界で一番怖い答え」を見ました。
端的に言うと、ありふれた日常の一コマを見て、その裏に隠された“恐怖”の答えを当てるというクイズ番組です。
面白かったです。
長江俊和さん。
この「世界で一番怖い答え」には、長江俊和さんが演出スタッフ、問題出題者として参加しています。
長江俊和さんといえば、放送禁止シリーズで有名な方です。
放送禁止シリーズは、フジテレビの深夜に放送されていたドキュメンタリーに見えるドラマです。
とある理由で放送できなかったドキュメンタリー映像を、フジテレビの倉庫の中から見つけてきて、それを放映するという設定のドラマです。
放送禁止シリーズの面白いところは、ドキュメンタリーの映像を別の視点から見ると、まったく違う事実が浮かび上がるというもの。
私は、そんな放送禁止シリーズなど、長江俊和さんの作品が大好きです。
そんな放送禁止シリーズを手がけた長江俊和さんは、小説も書いていて「出版禁止」「出版禁止 死刑囚の歌」「掲載禁止」「東京二十三区女」などがあります。
長江さんが参加している番組は、ついチェックしてしまいます。
フジテレビ「世界で一番怖い答え」の内容。
「怖い」に特化した禁断のクイズ番組。
ホラー作家の長江俊和さん、芸人の島田秀平さん、怪談師の宇津呂鹿太郎さん、ホラー作家の藤白圭さんが、最恐の問題を作成。
司会は有田哲平さん。
解答者は、大久保佳代子さん、みちょぱさん、吉村崇さん。
クイズに正解したら、ナイスホラー2ポイント獲得
不正解だが怖い答えなら、ナイスホラー1ポイント獲得
不適切な答えは、バッドホラーでマイナスポイント
最高得点を獲得したら、ナイスホラリストの称号がもらえます。
第1問 夏休み
夏休み、僕は友達のケン君と一緒にプールに行こうとしていた
すると前の方から、ケン君のお母さんが自転車に乗ってやってきた
「ケン!何やってるの!」
「何って、今からプールに行くんだよ」
「今日はずっと前からみんなでおばあちゃんのとこに行くって決めてたでしょ!」
「え、行きたくないよ!」
その後も、ケン君は行きたくないと何度も言っていたが…
「前から決まってたんじゃしょうがないよ」と僕は言って、お母さんと一緒に帰らせた
だが翌日、僕は昨日の事をとても後悔する事になった
問題:僕が後悔してしまったのは、なぜ?
解答者の答え
- 大久保「そのままケン君がおばあちゃんの家に引っ越してしまった」
- みちょぱ「プールが閉まったから」
- 吉村「おばあちゃんからのおこづかいが凄かったから、後にケンカになった」
答え:翌日、ケン君の一家心中のニュースが報じられたから
つまり、ケン君のおばあさんはすでに亡くなっていた
母親が「おばあちゃんのとこに行く」と言ったのはみんなで一緒に天国に行くということ
ケン君家族は、あの日、一家心中することを前から決めていたのだ
有田's EYE…最後のひと押しを僕がしてしまった
第2問 キャッチボール
休日の早朝、私は幼い息子と近くの公園でキャッチボールをしていた
ふと見ると、公園の雑木林の奥に黒っぽい影が…
目を凝らして見ると、60代くらいのツナギを着た男性が少し左右に揺れながら、怒った顔をしてこちらを睨んでいた
「あれ、ここ球技禁止だっけ?」
そう思いながら、しばらくキャッチボールを続けていたが、その男性はやっぱり血走った目でこちらをじっと睨んでいた
さすがに怖くなってキャッチボールをやめて帰ろう…そう思った時だった
「あっ!?」
息子が投げ損なったボールが、運悪くその男性の方へ転がっていく
何か言われたら嫌だなと思い、ビクビクしながらボールを拾いに行った
すると男性がなぜじっと睨んでいたのか、その理由がわかり、私は恐怖で動けなくなった
問題:その男性はなぜ睨んでいた?
解答者の答え
- 大久保「違うボールが股間から出ていた」
- みちょぱ「人にめちゃくちゃ近いマネキンだった」
- 吉村「その幼い子どもの写真が足元にあって、ふみつけていた」
答え:首を吊っていたから
男性は自殺した遺体
少し左右に揺れていたのは、木にぶら下がっていたから
首が締まった苦しさから、目が血走り睨んでいるように見えたのだ
- みちょぱ、吉村…ナイスホラー 1pt
- 大久保…バッドホラー マイナス1pt
第3問 迷子
(「意味が分かると怖い話」藤白圭より)
私はデパートで働いてるんだけど、最近の子どもは本当に躾がなっていないように思う
走り回ってお客さんとぶつかったり
売り物のオモチャの箱を、勝手に開けて遊んだり、好き勝手やり放題
さっきの迷子の子どももそうだ
母親が迎えにきたのに、まったく反省してなかったな
「もう迷惑あけちゃダメでしょ」
「なんだよ、離せよ」
「いいから言うことを聞きなさい」
「やめろよ」
「すみません、いつもこうなんですよ」
母親はそう言うと、困った顔をして、子どもを抱えて去って行った
最近の子どもは本当わがままだなと思っていたら、その数分後、1人の女性がやってきた
そして、私は彼女の言葉を聞いて、背筋が凍った
問題:女性が言った一言とは?
解答者の答え
- 大久保「あの子、生きてたら5才になるんです」
- みちょぱ「わたしは、ばくだんを持っている」
- 吉村「あのお二人、足がありませんでしたよ」
答え:迷子の子どもの母親ですが
つまり、最初に子どもを引き取りにきた女性は、本当の母親ではなかった
子どもはその女性に誘拐されてしまったのだ
有田's EYE…子どもが抵抗していたのは、本当の親ではなかったから
- 大久保、吉村…ナイスホラー 1pt
第4問 藁人形
(「意味が分かると怖い話」藤白圭より)
友人の優子と近所の公園を歩いている時、私はあるモノを発見した
「ねえ優子、見てみなよ。こんな所に藁人形があるよ。いまだにやっている人なんているんだね、てかこんなことして効果あるのかな」
そういって木に打ちつけられた藁人形を私は指差した
すると、優子が答えた
「効果なんてないわ」
「だよね」
しかし、続けて言った優子の一言に、私はゾッとした
問題:優子はなんと言った?
解答者の答え
- 大久保「足にクギをさしながら、今足痛い?痛くないでしょ?と言った」
- みちょぱ「だって、あんた死んでないじゃん」
- 吉村「あなたがまだ生きてるから」
答え:だってアンタ生きてるじゃない
藁人形に木を打ちつけたのは優子で、優子が呪った相手が、自分だった
- 大久保、みちょぱ、吉村…ナイスホラー 2pt
第5問 試着室
これは、私がセレクトショップへ行った時の話です
何着か選んで、試着室に入ろうとすると、店員にこう言われた
「フェイスカバーをお願いできますか?」
私はフェイスカバーを受け取り試着室に入った
でも面倒くさかったので、フェイスカバーを使わずに試着した
結局、気に入ったものがなかったので、何も買わずお店を出ようとしたら
今度はオーナーらしきスーツを着た男性がやってきて、こう言われた
「申し訳ございません、お客様。今度からはフェイスカバーを利用して頂けますか?」
「ご、ごめんなさい」
私は平謝りしてお店を出たが、ふとあることに気付いた
問題:彼女が気付いたゾッとする事とは?
解答者の答え
- 大久保「知らず知らずに、顔がただれていた」
- みちょぱ「亡くなった方の遺品を並べてるお店だった」
- 吉村「最近この辺りでは、顔を覆った誘拐が流行っていた」
答え:試着室が盗撮されていた
試着室の中は、本来見えないはず
にもかかわらずオーナーの男性は、彼女がフェイスカバーをしていない事を知っていた
試着室の中が盗撮されていたのだ
第6問 合コン
これは、芸人・島田秀平さんの女友達が体験したという話です
この女性は、数年ぶりの合コンに参加していた
すると、女性の正面にはイケメンの男性が
「ラッキー」
しかも、彼女はその男性ととても話があったという
好きなTV番組、好きな映画、好きなお笑い芸人も
本当に何もかも一緒で会話は弾み、楽しい時間はあっという間に過ぎていった
そして、彼にまた会いたいなと思った彼女は、別れ際
「あのケータイ番号、教えてもらってもいいですか?」
「うん、いいよ。じゃあ俺の番号言うからワンギリしてくれる?090…」
そして、彼の番号を入力して、ワンギリした瞬間だった
携帯画面を見つめる彼女の顔は、青ざめていた
問題:彼女は一体なぜ青ざめた?
解答者の答え
- 大久保「元カレだった」
- みちょぱ「彼はストーカーで、よく電話がかかってきてたから登録していた」
- 吉村「毎日かかってくる、無言電話と同じ番号」
答え:携帯画面に「ストーカー?」と表示されたから
実は以前から、執拗なストーカーの被害に遭っていた彼女
知らない番号からの無言電話が毎日続いていたため
その番号を「ストーカー?」という名前で登録していた
そして、合コンで会った男性の番号をワンギリした瞬間
携帯の液晶画面に「ストーカー?」という文字が浮かんだ
目の前の男こそ、ストーカーの犯人だったのだ
- みちょぱ…ナイスホラー 2pt
- 大久保…ナイスホラー 1pt
第7問 ペンション
大好きな彼と海沿いのペンションにやってきた
リビングの一面はオーシャンビュー
対面の寝室の窓からは、海とは反対側の自然あふれる山の風景が見える
「素敵ね」
最高のロケーションに私のテンションも上がり、彼の手を取って寝室へ
ドアを閉め、そのままベッドへと倒れ込む
その時、彼氏の瞳には、コバルトブルーの海が反射していた
問題:このペンションの中で起きていたゾッとする事とは?
解答者の答え
- 大久保「殺人事件 彼の首が折られた」
- みちょぱ「海も山もニセモノで、全部絵だった」
- 吉村「彼の目が死んで白くなり、山の緑が入りコバルトブルーになる」
答え:彼はバラバラ死体だった
なぜなら、寝室にいるはずの彼の瞳に、海が映る事はない
つまり彼の首だけがリビングに置いてあった
そして「彼の手を取って寝室へ」とは、バラバラにした「手」を取って寝室に運んでいた
第8問 手紙
半年前、つい酔った勢いで、飲み屋で知り合った女の子と一晩を共にした
その後も定期的に逢瀬を重ねたが
彼女が妻と別れてほしいと言いだしたので、それ以降会うのをやめた
しかし先日、自宅に彼女から封筒が届いた
中を開けると手紙はなく、ちぎったような紙の破片が1枚だけ入っていた
よく見るとそれは、写真の切れ端のようで、白い雲のようなザラザラした模様が映っていた
「なんだこれ?」
翌日も封筒が届き、今度は黒っぽい模様の写真の切れ端が、1枚だけ入っていた
「何だよもう、気持ち悪いな」
同様の事が何日も続いたある日、ふと私はその写真の切れ端を並べてみた
そして、ようやくその意味に気づいてゾッとした
問題:ちぎられた切れ端を並べた私は何に気づいた?
解答者の答え
- 大久保「(白黒ぶちの犬の絵)かい犬」
- みちょぱ「子どもができちゃってエコー写真をバラバラにちぎって送ってきていた」
- 吉村「妊娠してた写真」
答え:赤ちゃんのエコー写真だった
「子どもができたから責任を取って妻と別れろ」という強い想いが込められていた
有田's EYE…エコー写真をちぎって送る所に、彼女の恨みの深さが込められている
- みちょぱ、吉村…ナイスホラー 2pt
- 大久保…バッドホラー マイナス3pt
初代ナイスホラリストは、吉村さん。
ちなみに
初代ナイスホラリストは吉村さんでしたが、みちょぱさんもかなり健闘していました。
みちょぱさんの読解力、発想力はかなり鋭いのではないかと思います。
この「世界で一番怖い答え」では、藤白圭さんの本の話が採用されています。
ちなみに、この「世界で一番怖い答え」と似たような番組は、以前ありました。
それは、「よく考えるとハッとしてキャーな話」で、これもフジテレビ(関西テレビ制作)です。
You Tubeに少し上がっていました。
これも、よく考えると怖い話のクイズ番組でした。
「世界で一番怖い答え」は、今回とりあえず単発で終了しましたが、次回があるかもしれません。
ぜひとも、第2回放送をお願いしたいです。
以上、「2019年8月16日放送 フジテレビ 世界で一番怖い答えを見ました」でした。