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佐々木俊尚さんの著書「広く弱くつながって生きる」を読みました。

こんにちは、ショウヘイです。

佐々木俊尚さんの「広く弱くつながって生きる (幻冬舎新書)」を読みました。

広く弱くつながって生きる (幻冬舎新書)

スラスラっと読める本です。

今の私には、ちょっと安心を感じる内容でした。

組織。

私は、以前とある学校法人に勤めていたのだけれど、今はフリーの身。

どうしても私は組織の中でやっていけなくて、体調を崩して退職してしまいました。

今思えば、私は組織の中でやっていくのが苦手だったんだなと思います。

組織の中にいると、「強いつながり」が必要になり、自分の意に沿わないことを強いられることが多くなります。

また、自分と合わない人ととも、どうしても付き合っていかなくてはならない。

そんなようなことで、私も結局組織から外れることになったわけですが。

しかし、その一方で、組織によって自分が守られるというメリットもあります。

例えば、協力して何かを成し遂げようとする場合、自分の力がたとえ劣っていても、誰かがそれをカバーしてくれる形になっていることが多い。

大きな物を手で運ぶ場合、一人より二人三人のほうが大きなものを運べるわけで、その中のひとりが多少力が弱くても、その物を運ぶことは可能。

そういったメリット・デメリットを加味しても、私は結局組織を離れたわけなんですがね。

組織から離れフリーになったとしても、メリットばかりじゃなく、デメリットもあるわけで、例えば自分でなんでもやらなくてはならないし、自分の力が及ばない時、誰かがすぐにサポートに入る体制がとられているわけじゃない。

そのかわり、自分の裁量でなんでもかんでもできてしまう。

何かを成す場合、どこまでものめりこむこともできるし、逆に怠けたいだけ怠けることもできる。

得てして、人は自由の身になると、楽な方へ向かいがちだと思います。

特に私はその傾向が強いんですが。

私は、フリーがフリー過ぎて、いったい何のために自分はいるのかなどと自問自答することが多くなってきた気がします。

広く弱くつながって生きる。

この佐々木俊尚さんの「広く弱くつながって生きる」は、会社などの組織の中で生きる人達へ、組織だけのつながりから、広いつながりに仕事も人間関係も徐々にシフトするのがいいんじゃないかという提案のような本です。

その組織だけの人間関係で固定するんじゃなくて、広く外へつながっていこうということですね。

ただ、逆に言うと、私のような組織に属さないフリーな自分が、広く弱くつながって生きることは、宙ぶらりんな自分の立ち位置を確固たるものにしてくれる方法なのではないかとも思います。

特に、私みたいな、怠け癖を持っているようなフリーは、弱くても誰かとのつながりを大事にしておく必要があるなと思い知らされました。

仕事とかお金とか、そういった部分にこだわらず、自分の興味を持った人とのつながりを少しずつ広げていこうと思いました。

弱いつながりを大事にしつつ、自分なりのコミュニティを作っていければいいなと、この本を読んで思いました。

広く弱くつながって生きる (幻冬舎新書)

広く弱くつながって生きる (幻冬舎新書)

 

以上、「佐々木俊尚さんの著書 広く弱くつながって生きるを読みました」でした。