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長江俊和さんの著書「掲載禁止(新潮文庫)」の「マンションサイコ」考察(ネタバレ注意)。

こんにちは、ショウヘイです。

長江俊和さんの著書「掲載禁止 (新潮文庫)」を読みました。

掲載禁止 (新潮文庫)

その中の「マンションサイコ」について、その考察です。

ネタバレがあるので、注意してください。

掲載禁止とは。 

この掲載禁止は、長江俊和さんが書いています。

長江俊和さんといえば、放送禁止シリーズで有名な方です

放送禁止 DVD封印BOX

放送禁止 DVD封印BOX

 

放送禁止シリーズは、フジテレビの深夜に放送されていたフェイクドキュメンタリー(ドキュメンタリーに見えるドラマ)です。

とある理由で放送できなかったドキュメンタリー映像を、フジテレビの倉庫の中から見つけてきて、それを放映するという設定のドラマ。

放送禁止シリーズの面白いところは、ドキュメンタリーの映像を別の視点から見ると、まったく違う事実が浮かび上がるというものです。

そして、そんな放送禁止シリーズを手がけた長江俊和さんの著作が、出版禁止 (新潮文庫)です。

出版禁止 (新潮文庫)

出版禁止 (新潮文庫)

 

出版禁止の考察については、以前書きました。

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この出版禁止も、放送禁止の要素が盛り込まれ、別の視点から見ると、まったく違う事実が浮かび上がるような仕掛けがしてあります。

そして、この掲載禁止。

掲載禁止の原罪SHOWについては、記事を書きました。

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掲載禁止 マンションサイコの考察。

ここから、掲載禁止 マンションサイコの考察に入ります。

これより、ネタバレになりますので、見たくない人は気をつけてください。

文庫版ページと、私が気になった事柄や思ったこと。

P71 マンションサイコ…サイコは、ロバート・アルバート・ブロック原作、アルフレッド・ヒッチコック監督の映画サイコが有名。

サイコ (字幕版)

サイコ (字幕版)

 

この映画によって、サイコは、精神病質や精神異常という意味として広がった。サイコパスは、精神病質者で、サイコはその省略形でもあるようだ。このマンションサイコの中では、いったい誰が”マンションサイコ”なのだろうか。

P72 室内の照明をつけるために、ひもを引くという何気ない行動が書かれているが…。

P75 秋庭祥子は30才、鈴木亨は29才。

P82 亨はブラウン管のテレビを見ている。ちなみに、2011年に地上アナログ放送終了(一部除く)。

P89 ここから久住初音の物語が始まる。この初音は祥子などの人物とどのような関係なのか。

P89 初音は、挽肉とキャベツを買った。

P89 初音の彼とは誰のことなのか?亨なのか?

P89 彼と暮らし始めた目的とは何か?

P90 照明器具用リモコンで照明をつける。

P90 40インチのテレビ。テレビに映し出されている、消費税を10%に上げるべきかどうかという話題。時代は?

P90 このマンションのどこかで殺人事件があったという噂。本当に噂なのか?

P91 また祥子の話に戻る。初音の話とシンクロしている?

P92 女が亨に作った料理は、ロールキャベツ。P89で、初音の買い物は、挽肉とキャベツだったが、初音はロールキャベツを作ったのか?

P94 また初音の話に切り替わる。

P96 あらためて、初音の目的とは。

P96 またまた祥子の話が始まる。

P99 亨の妻と茶髪の男による、亨を亡きものにする計画。妻は、初音か?これが初音の目的、計画なのか?

P100 またまた初音の話。初音の計画が実行に移される。

P104 初音の子の遙人を奪い、天井裏にいたのは、老婆である。老婆が誰かはまだ明らかになっていないが、察しはつきますね。

P105 初音の夫である大貫信彦の話になる。初音の夫は亨ではない。ということは?

P106 ここで、初音の目的・計画が、子供を作り、夫から慰謝料などを得て離婚し、母子で自由に暮らすことだと明らかになる。

P107 老婆は、30年以上天井裏に潜んでいた。

P107 老婆は、祥子である。つまり、亨が住んでいた時代の話と、初音や信彦の時代の話とが交錯していた。

P108 祥子の話に切り替わるが、これは初音の時代。

P108 亨は、亨の妻と茶髪の男による計画により、亡きものにされた。それを祥子は天井裏から見ていた。噂ではなく、マンションで殺人事件は実際にあった。

P109 祥子は、亨がいた時代から30年以上ずっと、天井裏に潜んでいたということになる。

私の考察。

いわゆるストーカーよりも桁違いに粘着性が強く、執着の塊のような祥子。

その祥子による天井裏生活を、時代を行き来しながら、まとめられた作品ですね。

途中で、部屋の照明器具が、ひもで引っ張るタイプからリモコンタイプになっていたりと変化しています。

若い頃の祥子の時代と、初音の時代のテクノロジーの発達具合とのギャップを描くことにより、時間軸に違いがあるというのが、ちょっとしたヒントになっています。

テレビも、ブラウン管の時代と40インチのテレビの時代という表現があり、ブラウン管で40インチというのは想像しにくく、おそらく液晶テレビではないかと思われます。

特に、消費税10%上げるべきかどうかという話題は、ブラウン管の時代というよりも、最近の話ですよね。

その2つの時代を、うまくシンクロさせて、同じ時代に起こった出来事だと錯覚させる巧みな話になっています。

おそらく初音の時代は2010年代、天井裏に潜み始めた祥子の時代は1980年代だと思われます。

途中、ロールキャベツのくだりは、ミスリードを誘ったのかなと思います。

マンションサイコという題名ですが、いったい誰がサイコ(サイコパス)なのか?

祥子だけがサイコだとは言えず、亨の妻も亨を亡きものにしたという意味ではサイコ、また初音は子供を得る目的で好きでもない信彦と結婚し、その後信彦と離婚して慰謝料などの金をふんだくろうとするという点で、サイコなのかもしれない。

つまり、このマンションの一室で繰り広げられた出来事に関わった人の大半はサイコなんじゃないかということで、題名のマンションサイコなんだと思います。

このマンションサイコ(MANSION PSYCHO)は、YouTubeで限定配信されていたようですが、見られません。

見たいんですけど、見られません。

www.youtube.com

追記、マンションサイコのCMができました。

www.youtube.com

この話は、 放送禁止のような謎解きの部分は少ないですが、やっぱりこれを言いたい。

「あなたには”真実”が見えましたか?」

掲載禁止 (新潮文庫)

掲載禁止 (新潮文庫)

 

以上、「長江俊和さんの著書 掲載禁止(新潮文庫)のマンションサイコ考察(ネタバレ注意)」でした。