こんにちは、ショウヘイです。
Daigoさんの著書「人を操る禁断の文章術」という本を読みました。
以前読んだ「「好き」を「お金」に変える心理学」に引き続き、Daigoさんの本を読みました。
本の名前が、おどろおどろしく見えますが、まっとうな文章術の本だと思います。
Daigoさんの本は読みやすいので、スラスラと一気に読みました。
人を行動させる文章術。
文章の目的は、人を行動させることである。
この本の最初に書かれていることです。
自分が書いた文章によって、人に行動させるというのは、いろいろな場面で役に立つことですよね。
人を行動させる文章術とはいったいどんなものなのか。
それには、3つの原則があります。
1.あれこれ書かない
2.きれいに書かない
3.自分で書かない
1.の、あれこれ書かないというのは、伝えたいことをひとつだけに絞ること。
あらかじめ、ひとつのゴールを決めて、そこに向かって文章を組み立てるということですね。
本の中に、国債の説明の例が書いてありました。
「国債は、国の借金だ」という説明は、余計なことを書かず、言いたいことがわかりやすく、受け入れやすい文章だということですね。
2.の、きれいに書かないというのは、お利口な文章、当たり障りのない文章を書かないということ。
人は、論理よりも感情に重きを置くので、理路整然なことより、感情を出したことに注目されるわけです。
自分の言葉で、個人的な思いが伝わる文章を書くというのが大切ですよね。
3.の、自分で書かないというのは、2.と矛盾してそうですが、読む人の気持ちを考えて文章を書くということ。
読み手(相手)の思いを踏まえて文章を書けば、その人に行動させることができるわけですね。
そのためには、読み手の心理をよく調査研究することが必要だということです。
読み手を感情的に揺さぶるトリガー。
読み手を感情的に揺さぶるため、つまり行動に駆り立てるためのトリガー(引き金)について書いてありました。
7つのトリガーについて紹介されていました。
それぞれのトリガーは、人の心理を突いたもので、なるほどな~と納得できるものでした。
その中で、例えば、「みんな一緒」というトリガー。
みんながやってるから…とか、みんな持っている…とか、日本人っぽい感覚は、特に読み手を行動に駆り立てるのに、有用なトリガーなんじゃないかと思います。
また、「認められたい」というトリガー。
人は、他人から認められたいという承認欲求があります。
Facebookのイイね!も、他人から認められたということですよね。
その承認欲求を、文章の中で利用するということです。
例えば、あなたのおかげですよ…のような言葉を添えることで、相手を喜ばせ、行動に向かわせることができるということですね。
そのようなトリガー7つをうまく使って、人を行動に駆り立てるわけですね。
文章テクニック。
最後に、文章を書く上でのテクニックについて、5つあげられていました。
特に私が注目したのは、追伸を書くということ。
文章の最後に付け足しみたいに書かれた追伸って、案外覚えていることが多いなと思います。
本文よりも、追伸のほうが記憶に残っていたりしてw
そのため、文章は、最後から順番に書くというテクニックも紹介されていました。
ブログへの応用。
この「人を操る禁断の文章術」に中に書かれている内容は、ブログの記事を書くことに応用できないかなぁ~と思います。
例えば、3つの原則の一つ、きれいに書かない。
ブログの記事を読む人のことを考えると、まとまった理路整然とした味気ない文章を書くより、もっと感情を込めた言葉で文章を書いたほうが、とっつきやすいですからね。
また、ブログ記事のタイトルをつける際も、この本の内容は応用できそうですね。
とは言いつつも、本の内容をきちんと実践しないとダメですがね。
…それにしても、Daigoさんの本は読みやすいです。
内容がうまく構成されていて、具体的な例がとてもわかりやすい。
読書が苦手だなぁと思う人でも、スラスラいけるんじゃないかなと思いますよ。
以上、「Daigoさんの著書 人を操る禁断の文章術の紹介と感想」でした。
関連記事: