あぁ、覚えるのが面倒くさい宅建の「用途制限」。
宅建の勉強してると、覚えるのに厄介な分野があります。
その一つが用途地域の「用途制限」です。
用途地域は、第一種低層住居専用地域をはじめ、12種類の地域に分類されています。
で、そのうち、例えば病院が建てられないのはどの地域か?という、制限の話です。
用途制限の表。
その制限の分類が表になったのが、下です。
用途制限(一部抜粋)○…建設可 ×…建設不可
この表をまともに覚えることとなると、やっぱり面倒くさいですね。
でも、ほぼ毎年1問は出題され、覚えていれば確実に1点は取れるはず。
なので、捨てるには惜しいですが、覚えるのはやっぱり面倒くさい。
用途制限の表をざっと見ると…。
この表を見て分かることは、常識的に考えれば「そりゃ、そんなとこに建てちゃいかんでしょ」、というもの。
例えば、工業専用地域って、湾岸にあるコンビナートみたいな場所なので、そんな所に住むのは、ちょっと非常識。
ですから、工業専用地域には住宅は建てられないということで×です。
あと、表の特徴としては、左端と右端から表の真ん中に向かって順番に、×になっています。
第一種低層住居専用地域と工業専用地域からしか×にはならず、表の○が並ぶ中に×が出てくることはないです。
つまり、第一種低層住居専用地域は○だけど、第二種低層住居専用地域は×ということはありません。
ただ、それだけの特徴を覚えるだけでは、頭になかなか入らないです。
で、一つ一つの施設がどの地域に建てられないかを覚えていくわけなんですが…。
キーワードで覚える。
以前、LECの先生が言っていたやり方が、僕には合っていました。
そのやり方は…、例えば、カラオケボックスは、第一種低層住居専用地域から第一種住居地域まで、左端から5つが×で、ほかは○です。
その×の部分に、5文字の言葉を当てはめてみる。
例えば、カラオケボックスに関連した言葉「のどじまん」と。
カラオケボックスを建てられない地域は?と、尋ねられたら、「のどじまん」という言葉を思い出せば、第一種低層住宅専用地域から5つ目 までが建設の制限を受けるというのが分かる、という感じです。
そのやり方を応用したのが下の表です。
上の表で、言葉が入っているところが×の部分です。
例えば、大学や病院は、「大学」「病院」というキーワードが、表の両端にある感じ。
映画館は、「黒澤明監督」を思い出すことにより、「クロサワアキラ」と「監督」というキーワードが、表の両端にある感じ。
まぁ、むちゃくちゃこじつけているので、自分の覚えやすいキーワードを取り入れればもっと覚えやすいんじゃないかと思います。
で、キーワードが入っていない所、例えば、派出所とか住宅とかは、まぁ、キーワードを覚えるまでもなく、覚えられるんじゃないでしょうか。
派出所は全部の用途地域で建設できて、住宅は右端(工業専用地域)だけ×ですからね。
そんな要領で、工夫して覚えていけば、頭の中に入りやすいと思います。
あと、表を拡大して、目の付く場所に貼っておくのも良いでしょう。
目にするうちに、表の特徴を自然と覚えられるんじゃないかと思います。
参考までに。
以上、「宅建用途制限覚え方のコツ」でした。