日本時間で2016年6月24日金曜日、国民投票によりイギリスのEU離脱が決まりました。
このEU離脱が決まったのが、日本時間でだいたいお昼ごろ。
6月24日に東京市場が開いて間もなくは、日経平均株価は昨日に比べて上げていました。
その後少し上下したと思ったら、お昼に近づくに連れてズルズルと下げはじめ、前場が終わった頃には500円位の下げ。
後場に入ると、もう見てられない…。
イギリスのEU離脱が確定したという速報が流れると、日経平均株価は一気に奈落の底へ落ちていきました。
そして、日経平均株価終値は、前日比1286円安という4桁の下げ。
1万4952円02銭で引けました。
そして、それまで1ドル106円ほどだったのが、一気に一時99円まで円高が進みました。(その後、100円台に戻しましたが。)
これが、2016年6月24日金曜日の話。
次の営業日である2016年6月27日月曜日の株価の状況、とりわけIPOで上場したキャリア(6198)が気になったので、書き留めておきます。
イギリスのEU離脱ショック後初のIPO
イギリスのEU離脱が決まってから初めてのIPO、キャリア(6198)。
東証マザーズに上場するこのキャリアは、IPOの初値予想をしているサイトを巡回して見てみると、評価はわりと高め。
初値は公開価格を大きく上回るだろうという予想ばかり。
しかし、ショック後初のIPOなので、その初値は影響を受けてしまうのではないかという大きな懸念がありました。
具体的に言うと…
・公開価格 1,950円
・初値予想 1,950円から4,200円
初値予想で1,950円とつけたのは、このイギリスのEU離脱ショックを受けての予想みたいです。
初値予想の平均を取ると、だいたい3,000円から3,500円くらいでしょうか。
イギリスのEU離脱ショックによって、キャリアの初値予想は、予想通りになるのか、それとも…。
2016年6月27日月曜日。
この日は、イギリスのEU離脱ショックの次の営業日。
さて、日経平均株価は朝方から強く、日経平均株価は反発し前週末比357円19銭高の1万5,309円21銭で終えました。
この日は一貫して強い日だったので、乱高下はありませんでした。
先週末に下げ過ぎたこともあり、多分それの反動でしょう。
で、IPOのキャリアはどうなったのでしょう。
東京市場が開くと、キャリアは買い気配でスタート。
なんと、午前中は値がつくことなく、前場が終わってしまいました。
後場に入っても買い気配のまま。
結局、午後1時にようやく初値3,870円が付きました。
初値3,870円は、だいたい予想どおりかそれ以上という値。
その後4,150円まで上げる時もあり、終値は3,430円。
これを見ると、IPOキャリアについては、イギリスのEU離脱は影響しなかったのではないかと思います。
もちろん、上場日の日経平均株価が反発で強かったのが影響したとは思います。
IPOが当選してキャリアをキャリアしていた人たちにとっては、週末は落ち着いていられなかったんじゃないでしょうか。
良い結果が出て、胸をなでおろしているんじゃないでしょうか。
しばらくIPOは続きます。
6月28日はベガコーポレーション。
6月29日はソラスト、コメダホールディングス。
6月29日のIPOはどちらも、東証1部上場なので、注目しています。
というか、コメダホールディングスは、私は公募で当選した(してしまった)ので、なんとしても良い結果を望みたいところ。
さて、どうなることやら…。