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福田ますみさんの著書”でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―”を読みました

こんにちは、ショウヘイです。

福田ますみさんの著書「でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―(新潮文庫)」を読みました。

でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―(新潮文庫)

この本は、強烈な内容でした。

でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

私は、ふだん本を読むスピードが遅くて、なかなか読み進められないことが多いのですが、この「でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―」は、一気に読んでしまいました。

本の内容はとにかく面白い…と言うと語弊があるので別に言い方をすると…とても興味深いものでした。

本の内容について、読む前からあらすじは把握していました。

端的に内容を言うと、「殺人教師」という汚名を着せられた小学校の先生の冤罪事件です。

内容を細かく紹介することは控えますが、ともかく、この汚名を着せられた小学校の先生の強さを感じました。

本文では、気の弱い先生という紹介がされていましたが、そんなことはなく、とても強い人だと私は思いました。

この先生の立場がどんどん追い込まれていく様を見ていると、これは私には無理だな、精神的にも体力的にも潰れてしまうなと思いました。

自分に味方をしてくれる人がほぼゼロの状態から、そこから盛り返していくのは、並大抵の精神力では無理でしょう。

「殺人教師」という汚名を一旦着せられたら、なかなかそこから大逆転はできないでしょうから。

この話の裏で、もしかしたら同じような状況に遭遇している学校の先生がいるかもしれません。

たぶん、大なり小なり、でっちあげとまではいかないまでも、追い詰められたような先生は、わりといるんじゃないかと思います。

また、これは先生に限らず、私を含む一般の人たちも、同じような状況に陥る可能性はありますよね。

そこで、どこまで自分を守るために頑張れるか…私には、ちょっと厳しいなぁ。

なんとか自分の味方になってくれる人を探して見つけ出すだけでも、相当パワーのいることですからね。

ただ、この本を読んで、私はなんだか元気づけられた気持ちになりました。

以上、「福田ますみさんの著書”でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―”を読みました」でした。