こんにちは、ショウヘイです。
雨穴さんの著書「変な家」を読みました。
私は、ミステリーが大好きです。
この「変な家」、わかりやすくて面白かった!と思いました。
「変な家」を知るきっかけ
この雨穴さんの「変な家」を知るきっかけは、トレンドワードより。
ある日、「消えていくカナの日記」という言葉がトレンドワードの上位にあって、私はなんとなく調べてみました。
「消えていくカナの日記」とは、「【奇妙なブログ】消えていくカナの日記 | オモコロ」のこと。
雨穴さんという方が書いたブログです。
フェイクドキュメンタリーというかモキュメンタリーというか、言わば実際にあったかのようなフィクションのブログですね。
詳しい内容は伏せますが、ミステリー小説のような形ですね。
読み進めていくと、徐々にその「消えていくカナの日記」というブログの謎が少しずつ溶け、明らかになっていくのが、面白くて面白くて。
また、画像や写真などが多いので、とてもわかりやすい。
この、「【奇妙なブログ】消えていくカナの日記 | オモコロ」を読んで、雨穴さんの作品をもっと読みたい!と思うようになりました。
で、雨穴さんのブログを探ってみると、「【不動産ミステリー】変な家 | オモコロ」というのがありました。
これは、少し前に発表された作品ですね。
これも、面白い!
「変な家」のブログも全部読みました。
一応は、そのブログだけでお話は完結しています。
が、しかし、たまたま私が近所の本屋さんで、「変な家」というブログと同名の本を発見!
見れば、著者も雨穴さんであり、あのブログ「変な家」と同じ内容なんだな…と思ってちょっと内容を見てみました。
すると、「【不動産ミステリー】変な家 | オモコロ」の内容は、書籍版「変な家」の第1章42ページくらいまでの話。
それから先の話が、この本には載っているわけです。
いわば、完全版「変な家」が、この本だということで、すぐに購入しました。
書籍「変な家」
ネタバレになるのであんまり詳細に言えませんが、ざっくりと。
この本は、家の図面が頻繁に出てきます。
ふだん、家の図面て、家を建てたり引っ越しを考えたりする時くらいしか考えないと思います。
普通は、自分が生活する上で、家の図面をマジマジと見るわけで、人の家の図面がどうこう考えないです。
想像しながら、もし自分がその家に住むとしたなら、どういうメリットデメリットがあるかは考えます。
なんのためにその部屋があるのか、ドアがそこにある理由、窓を設置しない理由などなど、よくよく考えてみると、実は一つ一つに理由があったりします。
その図面から読み取れる謎が、この話の肝ですね。
図面がたくさん出てくるおかげで、話がわかりやすいと思いました。
ミステリーなんで、自分でもその謎を予想しながら読み進めていくわけですが、話の中に出てくる設計士の人がその謎解きのサポートをしてくれます。
けれども、その謎が解けても、またすぐに別の謎が現れ、さらに話がどんどん予想外の方へと展開していくので、一気に読んでしまいました。
本を読み終えた後、私は少し物足りなさを感じました。
もうちょっと続きを読みたいな…と。
もしかしたら、話が面白すぎて、こういう話をもっと読みたいというのが、その物足りなさを私の中に生み出したのかもしれません。
「消えていくカナの日記」のほうも、書籍化してもらいたいなと思います。
私の好きなミステリーシリーズ
私が好きなシリーズに、長江俊和さんの「放送禁止」「出版禁止」という作品があります。
こちらは、その話の内容の裏にある真実を見つける話で、基本的に最後までその真実が明かされることはありませんが、なんとなく分かるかなという体裁になっています。
体裁としては「変な家」とはちょっと違いますが、その不気味さは「変な家」と共通していて、とてもそそられます。
というわけで、「変な家」面白いですよー。
以上、「雨穴さんの著書 変な家 を読みました」でした。