こんにちは、ショウヘイです。
鶴見済さんの著書「0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方」を読みました。
とても興味深い内容でした。
鶴見済さんと私。
鶴見済さんといえば、過去に「完全自殺マニュアル」で有名になりましたが、個人的には「人格改造マニュアル」のほうが印象深いです。
ちょうどこの本が出版された頃、私は仕事で行き詰まりつつある状態でした。
精神的に病んでいて、病院に行こうかどうか悩んでいたときに、この本を本屋さんで見つけ、購入して読んでいました。
内容は、題名の通り、人格を改造するというもの。
その方法は多岐にわたっていて、薬(合法・非合法含む)、メンタルトレーニング、サイコセラピー、セミナーなど。
自分の人格を変えられる方法が詳細に書かれてて、読みふけっていました。
この本からさまざまなことを学び、参考にしましたが、結局私は病院のお世話になることになります。
この本が出版されたのは、1996年。
今では、古本屋でしか手に入らないんじゃないかなと思います。
それくらい前から、私は鶴見済さんの本とのつながりがありました。
0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方。
「0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方」は、お金を(なるべく)使わずに生活する方法がいろいろと書かれています。
ただし、企業宣伝のようなお金儲けをするために作られたものは、排除されています。
ものを他人からもらったり、他人と何かを共有したり、ゴミの中から拾ったり、互いに助け合ったり、行政サービスを受けたり、農作物を育てたり…。
案外、お金を使わなくても、工夫すれば生きる術はいくらでもあるんだなと思いました。
また、お金をなるべく介在させないというのは、人と人との距離をつめる役割があるようで、例えばジモティーで、無料で何かを譲って貰う場合、それを授受する場所や時間を密に相談しなくてはならないわけです。
また、他人と何かを共有するには、お互いそれを使うタイミングを相談しなくてはならない。
互いに助けあうことについては、言うまでもなく、人と人とのつながりがモノをいうわけです。
もちろん、図書館を利用するみたいなことで、必ずしも人間関係が密になるわけじゃありませんがね。
ただ、お金を介在させないことにより今の自分の日常での過ごし方だけでなく、生き方がガラッと変化する可能性があるんじゃないかと思いました。
お金なんてそんなに重要じゃないんだという考え方は、前に読んだ堀江貴文さんの本「ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!」を思い出しました。
この本の中で、「カネは紙切れ。手に入れるべきは信用」という部分があり、堀江貴文さんのいろいろな本の中で、この考えは見受けられます。
「0円で生きる」のほうの、お金が間に入らないほうが人との関係が濃くなるという話にもつながる事柄であり、やっぱり人間関係って重要なんだなと思いました。
また、自分所有のものをなるべく少なくするミニマリストの考え方とも、この「0円で生きる」の考えとリンクされていると思います。
私個人の考え方や生き方が反映された結果、これらの本が自然と私のもとへと集まったのかもしれません。
もちろん、この「0円で生きる」の中には、ちょっと自分には合わないなという部分もありました。
例えば、ゴミを拾ったりするのは、自分にはちょっと厳しいかなと思いますし、野山で野草を採取するのも、その知識がない自分にとってはハードルが高そうだなと思います。
しかし、これらのことも、ゴミ拾いにかんする法律知識や野草の知識がきちんとわかっていれば、行動できることだと思います。
「0円で生きる」は、ふだん自分が経験しないことをさせるためのヒントなのかもしれません。
結局のところ、より良く生きるということは、行動力なんだなと思いました。
以上、 「鶴見済さんの著書 0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方を読みました」でした。