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麻耶雄嵩さんの著書「さよなら神様」を読みました。

こんにちは、ショウヘイです。

麻耶雄嵩さんの著書「さよなら神様 (文春文庫)」を読みました。

さよなら神様 (文春文庫)

以前読んだ「神様ゲーム」のシリーズです。

さよなら神様の内容とか。

さよなら神様の、Amazonの内容紹介は、こんな感じ。

「犯人は○○だよ」。クラスメイトの鈴木太郎の情報は絶対に正しい。やつは神様なのだから。神様の残酷なご託宣を覆すべく、久遠小探偵団は事件の捜査に乗り出すが…。

私が読んだのは、文庫版です。

文庫版は、2017年7月に出ていて、二人の少年のようなイラストの、ライトノベルのような表紙のものです。

その前に、2014年には、単行本版のさよなら神様が出ています。

さよなら神様

単行本版の表紙は、幻想的な雰囲気ですが、あんまり内容と関係ないような感じもします。

この、さよなら神様の前に出ていたのが、神様ゲームです。

同じ、神様シリーズの本で、こちらは、以前に書きました。

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神様ゲームの内容は、かなりエゲツない内容で、すごく嫌な気分になる物語でしたが、さよなら神様もなかなか衝撃的な内容。

神様ゲームと同様に、小学生が主人公の物語ですが、大人のミステリーだと思います。

さよなら神様は、六つの章からなっていて、基本的にそれぞれの章でそれぞれの事件が起こる感じです。

ただ、最後の章であり、この本の題名でもある、「さよなら神様」では、それまでの章で取りこぼしていた伏線を回収していく感じになっていると思います。

さよなら神様の感想(ネタバレあり)。

神様ゲームと同様に、ネタバレの内容や解説は、いろいろなサイトで出ているので、今さら書いてもどうかなと思い、あまり書きません。

この物語の中では、いろいろな人が亡くなります。

小説ならではといえばそうなんですが、主人公の身の回りでそんなにも死人が出るなんて、これも神様のなせるわざなのかとも思ってしまいます。

また殺人事件の犯人がちゃんと逮捕されることもあれば、そうでないこともあり、そのまま犯人がのうのうと普通の生活を送っているというのも、なかなかの異次元空間だな、と。

すんなり読んでいくと、途中で主人公について大転換が起こり、途中であれ?ってことになります。

慌てて、最初の章まで戻り読み返してみると、そのことを決定付ける言及は一つもなく、ただ雰囲気でそういうもんだと思いこんでいる自分に気付かされます。

テレビドラマ化するならば、この部分はちょっと厳しいかな。

主人公目線のカメラワークなら、なんとかなるかw

それぞれの章が、テレビの連ドラの1話2話にできそうな感じだなと、ちょっと思いました。

でも、実際にドラマ化してしまうと、残念な結果になるかもなぁ…。

あと気になったのは、小学生にしては、大人でも使わないような言葉を使うところとか、ものすごい推理力とかありますが、そこを指摘するのは無粋だなと思います。

この物語の最後の章「さよなら神様」で、この物語で一番の波がやってきます。

この波は、先の、神様ゲームとはまた違った波で、そういうことか!と納得しつつも混乱させられました。

私としては、すご~く嫌~な気分を抱きました。

でも、とても面白かったです。

なんなんでしょうね、この妙な気分はw

さよなら神様 (文春文庫)

さよなら神様 (文春文庫)

 

以上、「麻耶雄嵩さんの著書 さよなら神様を読みました」でした。