こんにちは、ショウヘイです。
「Facebookで節税する方法;生活費を「ほぼゼロ」にする驚異のFB活用術」という本を読みました。
面白かったです。
その感想などです。
「Facebookで節税する方法」の表紙。
「Facebookで節税する方法」の表紙を見ると、Facebookの使い方とか、Facebookメインの本なのかな?と思いますが、この本の中ではFacebookの話はほとんど出てきませんw
この本の主旨は、節税、経費、国税、タックスヘイブンとか、税金の話です。
なので、Facebookの使い方を学ぶ本というわけじゃありません。
一見、IT関連の本が並べてある棚に、置かれそうな感じの本ですが、税金本です。
経費として認められるか。
本の内容は、経営者、元国税調査官、税理士の3者による鼎談です。
経費として認めて欲しいと思う経営者の思惑と、国税としては経費としては認められないという思惑とがあって、その間に挟まれる税理士という感じでしょうか。
そろぞれの立場によって、経費の捉え方の違いがあり、そこが面白いです。
経費として認められるには、「国税脳」「事業の用に供する」「ストーリー」「(国税職員は)自分たちの生活レベルが基準」という4点を踏まえ、きちんと論理建てて説明できるかどうか。
具体的な、衣服や宿泊費、スポーツジム、美術品などの事例をもとに、経費として認められるかどうかの考察が行われています。
この本で経費について書かれていることは、ほとんど法人の経費の話です。
個人事業主の経費については、ほとんど書かれていません。
個人事業主の私としては、ちょっと物足りなさがありましたが、先の経費に関する4つの考え方はとても参考になりました。
というか、少しでも利益があれば、法人化した方がいいのか?とも思いました。
日本タックスヘイブン論。
タックスヘイブンに関する話も面白かったです。
税金から逃れるため、タックスヘイブンを利用することについて、割の合わないことだと言っています。
それは、国税は世界のあらゆる情報を手に入れることができるからだそうです。
だから、タックスヘイブンを利用して租税回避をしても、見つかる可能性がとても高い。
また、海外の税制は、実はとても厳しいとのこと。
その点、日本の税金は、経費をうまく使うことができるので、実際はそれほど税金を納める必要がないということが多いわけです。
その他、本の中に出てくる、様々な事例に触れると、日本は税金に恵まれた国だなというのがありありとわかります。
この本の中に言われている「日本タックスヘイブン論」は、とても頷けるものでした。
税金の読み物としては、話に生々しさがあり、非常に面白い本だなと思いました。
平易な言葉で書かれていて、一気に読めました。
続編があれば、ぜひ読んでみたいと思いました。
以上、「Facebookで節税する方法という本を読んだ感想」でした。
Facebookで節税する方法;生活費を「ほぼゼロ」にする驚異のFB活用術
- 作者: 正鬼晋太郎,ミスターK,タカハシ☆ヒロユキ
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2017/06/22
- メディア: 単行本
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