こんにちは、ショウヘイです。
2017年1月2日深夜にドラマ「放送禁止」の新作「放送禁止~ワケあり人情食堂~」が放映されました。
皆さん、見ましたか?
私も、見ましたよ!
今回の話で、私がちょっと気になったことを書きたいと思います。
話の内容に触れるので、ネタバレ注意です。
「放送禁止~ワケあり人情食堂~」が見られなかった人へ。
「放送禁止~ワケあり人情食堂~」は、2017年1月2日の夜中に放映されていたんですが、私が住む愛知県ではやってませんでした。
ああ!見られない!と思ったら、「FOD(フジテレビオンデマンド)」 で、期間限定で無料で見られるんですね。
私はこれを見ましたよ。
「放送禁止~ワケあり人情食堂~」が無料で見られるのは、2017年1月17日までのようです。
見られなかった人は、こちらでどうぞ。
「放送禁止~ワケあり人情食堂~」の内容と、私が気になったこと。
話の本編を放送した後、謎解きの手がかりとなる映像が流れるという構成でしたね。
この手がかり映像で、この話に隠された真実は、よく理解できたと思います。
これより、ネタバレになりますので、未視聴の人は気をつけてください。
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2016年3月末。
「答々食堂」賑わう食堂。
…「答々食堂」というこの名称が、この物語の核心なんですよね。
女将 心(こころ)さん58歳。
お悩み相談0円。
相談に乗ってもらおうと、訳あり客が、心さんのもとにやってくる。
夫 亜佐雄(あさお)さん61歳。
…亜佐雄さんの顔をよく見ておくべき。
アルバイト 日奈子(ひなこ)さん21歳。
…正体を知って、驚きました。
たびたび、入口近くの柱に貼ってある御札が気になるんですが、これは関係ないかな。
相談客①、リストラされた元サラリーマンの男性…叱咤激励。
相談客②、夫が嫌いな主婦A子…励ます。
ここで一瞬映る亜佐雄さんは…。
相談客③、同性愛に悩むトラック運転手のトクさん…「答えは一つじゃないからさ」。
…もしかしたら、この「答えは一つじゃないからさ」という心さんの言葉が、合図になっているのか?
この時、心さんの後ろの方の席に顔が隠された赤い服の女性が座っていますが、関係ないかな。
壁に貼られた「人生の答えは一つじゃない 答えは二つ ANSWER TWO」の紙。
アンサー・ツー…あんさーつー…!!
客、インドネシア人留学生グエンさん。
2014年春に来日。
…この、2014年春というのが重要。
壁に貼られた外国料理のメニュー…東南アジア料理。
壁の鏡に映る、客の禿げたおじさんがグエンさんを見ている。
この禿げたおじさんは、グエンさんを見張っている?
この禿げたおじさんの顔に注目。
グエンさんの席の横の壁に貼られたメニュー。
…左から頭文字を読んでみると「ひようてきハ具えんオやのかたキ」!!
日奈子さんインタビュー。
2年前に田舎から出てきた。
…2年前って、2014年ですよね。
こちらに出てくる前に、親が亡くなった。
…この時、画面のどこかに見切れている人がいるんじゃないかと私は思ってたんですが、それはなかったです。
相談客④、フィリピン人のフェイさん。
フェイさんの彼(ガブリエル)が怖くて逃げてきた。
…この時も、奥に顔の隠された赤い服の女の人が座っている、たぶん関係ないけど。
後ろで、話し込む亜佐雄さんと日奈子さん。
心さんが日奈子さんと目を合わせる。
…おそらく、日奈子さんが心さんに対して、フェイさんをかくまう許可を与えているみたい。
でも実際は、フェイさんをかくまうのが目的ではなく、フェイさんの彼を利用しようという企みがあるのではないか?
料理を持って、心さんがフェイさんの彼ガブリエルが住むアパートの部屋へ向かう。
心さんが向かう時、後ろをつけてくる男の人がいた。
心さんが立ち止まると、後ろの男の人も立ち止まる…明らかにつけている。
これは、心さんがフェイさんの彼ガブリエルに襲われることがあるかもしれないので、用心棒としてか?
それとも、心さんを見張っているのか?
部屋の前で待つ心さん。
ガブリエル登場。
心さん「頼まれて、料理を持ってきた。悩みがあるなら話を聞くよ。」
ガブリエル「うるせえ帰れ。日本人はきらいだ。」
部屋の前に料理を置いて立ち去る、心さん。
この状況を嘆く心さん。
…料理の皿に「答々食堂」と書いてあり、これはフェイさんの居場所を伝える企てになっている!
そこを通り過ぎる、男の人。
たぶん、つけてきた男の人で、お客さん?亜佐雄さん?
外国人労働者の実態を語るジャーナリスト、出井康博さん。
出井康博さんは、実際にいらっしゃいます。
放送禁止シリーズでは、途中で実際の統計やジャーナリストの解説が入るんですよね。
これがまた、ドキュメンタリーっぽい作りになってます。
でも、この解説は、話の核心と関係ないことが多く、今回もあまり関係ないような。
再び、答々食堂。
席に座るお客、スキンヘッド・グラサンの男。
グエンさんは、いつもの席に座っている。
そこにトクさん登場。
トクさんは、グエンさんと相席。
グエンさんの席の横にかかっている鏡の中で、アルバイトの日奈子さんが睨んでいる。
心さんインタビュー。
「困っている人がいるとほっとけない。」
海外ボランティアをやっていた心さんの写真。
心さんと一緒に写っているのは、女性1人と男性3人…この人たちは!?
答々食堂は2014年の春から営業している。
…また、2014年春だ。
亜佐雄さんが映る…この亜佐雄さんって亜佐雄さん?
店の前の道路で交通事故で人がひかれたことがある。
トラックが店に突っ込んだこともある。
…トラックが突っ込んだ場所は、グエンさんがいつも座る席あたり。
「答々食堂」の名前の由来は、「答えは一つじゃない。人生は一つじゃないんだよ。ほら、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるって言うでしょ?」
…何度もトライして、計画をやり遂げるってことでしょうね。
答々食堂で、フェイさんが食事中。
フェイさんいわく「ガブリエルが怖い。一昨年、アジアの富豪が強盗に遭い、殺されるという事件があった。犯人は日本に逃げて、この付近に潜伏したという噂。ガブリエルかもしれない。」
…話の最重要ポイントですね。
その頃、グエンさんとトクさんは、親交を育んでいいた。
トクさん、インタビュー。
その後ろでコソコソ話し込む、亜佐雄さんと日奈子さん。
「グエンさんに惚れてますって言っちゃいなよ。きっとグエンさんも惚れてるから。」と、心さんがけしかける。
…ちなみに、トクさんのインタビューで、前に置いてある本は、6冊。
上3冊は、こちら。
下の3冊は、東京二十三区女、掲載禁止、出版禁止で、この放送禁止の原作の長江俊和さんの本ですよー。
…どの本もミステリーのようで、これらを参考にしたのかな?
数日後、答々食堂。
グエンさんとトクさんが、また相席。
その横の壁に貼られたメニュー…左から頭文字を読んでみると「具うぜんおよソおつてあんサつせ洋」!!
そこで、突然ガブリエルが店に押し入ってくる。
「フェイ!やっぱりここにいたな!」
騒然となる店内。
亜佐雄さんがガブリエルに近づいて、包丁をテーブルの上に置いてしまう。
その包丁を手に取るガブリエル。
「日本人、みんな殺す!」
日奈子さんに近づくガブリエルだが、日奈子さんはグエンさんを盾にして身を隠す。
その後、グエンさんを亜佐雄さんが羽交い締めにしている。
そこへ、トクさんが止めに入ろうとする。
それを止めようとする心さん。
しかし、それを振り切り、トクさんがガブリエルから包丁を取り上げる。
その後、ようやく怪しいおじさんたちが、ガブリエルを止める。
ガブリエルをビンタする心さん。
立ち去る、ガブリエル。
その後、グエンさんをなだめるトクさん。
…その後ろに、亜佐雄さんとおじさん二人がいるんだけど、この三人が悔しそうな顔。
日奈子さんは、おしぼりを机に投げつける。
…きっと、うまく計画が進まなかったのが悔しかったんだろうと思います。
グエンさんを睨む日奈子さん。
悲しそうな心さん。
心さん「警察沙汰にはしたくない」と、警察に届けることはしなかった。
…警察に届けるべきなのだが、自分たちの素性等がばれてしまうので、届けたくなかったんじゃないかな。もしかしたら、ガブリエルもグルなのではないか?
グエンさん「日本に来ている外国人として、彼の言動は恥ずかしい。トクさんは命の恩人です。」
トクさん「自分はカッとなりやすい。お酒が入ると見境がつかなくなる。」
心さん「トクさん、使えるね。ね、ひな(日奈子)ちゃん。」
…使えるって、そういう意味か!
数日後、答々食堂。
フェイさんが食事中。
グエンさんに何かを伝える心さん。
…よく聞くと、あまり良くない言葉を伝えているようだ…。
外で、お店をガブリエルが睨んでいる。
隠れる、フェイさん。
フェイさんいわく「ガブリエルが殺したかもしれない富豪は、とても人望のある人だったらしい。その人の家族や3人の部下が犯人を暗殺しようとしていると聞きました。私、ここにいたら食堂に迷惑かける。」
そして、フェイさんは姿を消す。
閉店後の答々食堂を遠くから撮影。
消灯した店の中では、3人…いや、5人の人影が。
白衣姿は3人います…これは!?
この時の日奈子さんは少し偉そうに腕を組んで、外国語と思われる言葉を話していた…。
数日後、河原にて。
グエンさんに告白するトクさん。
残念ながらグエンさんに断られてしまう、トクさん。
立ち去るグエンさん。
その様子を見守る、ハンチング帽の男…あの3人のうちの一人か?
答々食堂にうなだれて入ってくるトクさん。
告白を断られて落ち込むトクさん。
お店の外に人が見えるんだけど、これもあの3人のうちの一人みたい。
「今日は、カメラ回すのやめてもらっていい?」と心さん。
店の外から、店内の様子を撮影。
日奈子さんが、トクさんのために一升瓶のお酒をグラスに注ぐ。
…トクさんは、お酒が入ると見境がなくなるんじゃなかったっけ?
翌日、おまわりさんが答々食堂にやってくる。
常連客が殺されたらしい。
殺されたのは、外国人留学生のグエンさん。
グエンさんはトクさんに殺された。
防犯カメラに一部始終が録画されていたので、すぐに逮捕された。
…たぶん、防犯カメラに映る場所を心さんが指定したんじゃないかと思う。
ちなみに、トクさんの本名は、徳山秀次。
3日後、答々食堂にて、心さんにインタビュー。
後ろで日奈子さんと亜佐雄さんがコソコソ話している。
どうやら、グエンさんは「いい加減にしろ キモいんだよ 二度と俺に近寄るな クソ日本人…」と罵倒したらしい。
…この言葉は、数日前に心さんがグエンさんに伝えた言葉のようだ。
それに逆上して、トクさんはグエンさんを…。
泣く心さん。
その後、グエンさんが座っていた席の横の壁に貼ってあるメニューがちらっと映るが、その頭文字を左から読むと…「もクてキハタつせいした」!!
そして、心さんは、お店を閉めることにした。
自分の力の無さを痛感したから、店をやめることにした。
ある事実が判明した、殺害されたグエンさんは、富豪の殺人犯だった、と。
最後の営業。
すると、これまでの常連客や相談客が押し寄せた。
賑やかな店内。
そして意外にも、あのガブリエルが謝りにやってきた。
「これからは心を入れ替えて、二人でやり直したいと思っている」と、ガブリエル。
フェイさんも一緒。
「また、食堂やりたいと思っちゃうじゃないか」と心さん。
「やろうよ!」とお客さんたち。
「わかった!お店、続けるよ!」と心さん。
沸き立つ店内。
…このやり取りの際、棚の上にだるまが置いてあるのが気になったんですが、特に意味はないのかな。
結局、答々食堂は閉店し、当事者たちと連絡が取れなくなって、放送禁止ということになった…。
私の考える「放送禁止~ワケあり人情食堂~」の焦点。
表の話:悩み相談を聞いてくれる人情食堂。取材中、いろいろなハプニングが起こり、紆余曲折あったものの、がんばって食堂を運営していこうとする、肝っ玉母さんの物語。
裏の真相:殺されたアジアの富豪。その一人娘が、部下3人と協力者である日本人とともに、偶然を装って犯人を暗殺した一部始終。
…まぁ、こんな感じでしょうか。
感想と感謝。
今まで放送禁止シリーズを見てきた私としては、今回の話はまさにこれが放送禁止だ!と思いました。
話の構成や、文字遊び、チラッと映る人、見切れなど、今までの放送禁止のエキスが詰まった内容だったと思います。
放送禁止ファンの私としては、とてもうれしい復活でした。
放送禁止を復活させてくれた、長江俊和さん、制作に携わった方々、雪の中の撮影お疲れ様でした。
そして、放送禁止ファンのストーリーテラーくりぃむしちゅーの有田さんを含め、深く感謝いたします。
また、次回作を楽しみにしています。
以上書いてきましたが、もしかしたら私が見落としていた部分がまだあるかもしれません…。
気になる方は、もう一度確認してみてはいかがでしょうか。
「事実を積み重ねることが必ずしも真実に結びつくとは限らない」のですからね。
以上、「放送禁止~ワケあり人情食堂~の内容と、私が感じたこと(ネタバレ注意)」でした。